東京・新宿の時計のランドマークとして知られる正規販売店、BEST新宿本店がこの度、2021年6月19日(土)にリニューアルオープンした。長期にわたって休館し、大規模な改修を行っての待望の新装開店となった。
屋号も一新するなど改革への本気度が感じられる
国内を代表する時計正規販売店として長らく愛されているBEST新宿本店は、スウォッチやG‐SHOCKのブーム最盛期には牽引役となり、日本の時計市場を盛り上げてきた。もちろん高級時計の取り扱い数も国内最大規模を誇るもので、グループ店として表参道の「ISHIDA表参道」、お台場の「THE WATCH SHOP. ダイバーシティ東京 プラザ」、さらには札幌の「ISHIDA N43°」など、複数の店舗を展開している。中でもBEST新宿本店は、その名の通り旗艦店の位置づけであった。
今回のリニューアルに伴って店名が「BEST新宿本店」から「ISHIDA新宿」へと変更され、ロゴもリブランディングの一環として一新された。また、「ISHIDA新宿」がベスト販売グループの“本店”ということではなく、各店がそれぞれに特徴を持った店舗運営をさらに追求してゆくとのこと。その方針もあり、地下のスペースで展開していたユーズドウオッチの専門フロアは、「BEST VINTAGE」という名の新形態へと進化。これまで以上に魅力的なラインナップで、他店と差別化を図る。
※「BEST VINTAGE」は、当面の間は仮店舗にて運営予定。
ヴァシュロン・コンスタンタンのコーナーを拡充
「ISHIDA新宿」へと看板を改めた同店は、ビル面積を増床することによって各フロアが今まで以上に余裕を持つものとなった。そして階ごとに厳選されたウオッチブランドが配置されているわけだが、いずれも“ブランドの壁”のようなものが感じられない、新しい感覚を覚える空間が演出されている。ラインナップは次の通りだ。
≪1階≫オメガやパネライなどを展開
1階は、パネライが上の階から移動してきたのが最大のニュース。オメガとピアジェのラインナップも強化されており、とくにレディスウオッチが充実している。これは新宿東口という人通りが多い立地において、女性でも気軽に利用しやすいようにとの配慮からデザインされたもの。
≪2階≫ブライトリングやタグ・ホイヤーなどを展開
2階は、機械式時計の人気ブランドが揃う。2大ブランドの専門コーナー「スピリット・オブ・ブライトリング」と「タグ・ホイヤー ギャラリー」のほか、ベル&ロスやロンジンのブースもこのフロアに収められている。見ごたえ十分といった印象!!
≪3階≫ヴァシュロン・コンスタンタンやIWCシャフハウゼンなどを展開
3階は、スペースが大きく拡張されたヴァシュロン・コンスタンタンが鎮座。同ブランドにとって日本最大規模のコーナーが設けられた。IWCシャフハウゼンとゼニスのブースもこの階に位置し、実力派の時計専門ブランドが揃う。ブランドの世界観と上質なコレクションを堪能できるフロアだ。
≪4階≫ブレゲやブランパンなどを展開
4階は、ブレゲ、ブランパン、ジャガー・ルクルト、ジラール・ぺルゴ、H.モーザーといった、伝統と革新を併せ持つ格調高きハイブランドが集う。コンプリケーションウオッチも豊富に揃えられているのが特徴。
≪5階≫グランドセイコーやハミルトンなどを展開
そして5階は、グランドセイコーを筆頭に、G-SHOCKやボール ウォッチ、エドックス、ノルケイン、ラドー、ハミルトン、ティソといったドメスティックブランドからエントリークラスまでが顔を揃える。この5階フロアから、順々にフロアを降りながら巡回するのが「ISHIDA新宿」のツウな楽しみ方。
いずれのフロアも余裕の空間に、専用のブースや什器、壁面のデザインが施され、各ブランドの世界観がしっかりと投影されている。また、新サービスとしてコンシェルジュ制が導入されて、商品知識からブランドの歴史などの知見、時計のあらゆる事柄に精通し、様々なエスコートができるプロフェッショナルなスタッフが配置される体制が敷かれているとのことだ。
日本一賑わう新宿の繁華街にて、非日常を味わえる最新コンセプトを導入した「ISHIDA新宿」の誕生は、国内の時計市場にどのような影響を与えるのだろうか。全国の時計ファンはもちろんのこと、新宿を訪れる人にとっても必見の新スポットの誕生である。
<ISHIDA新宿>
TEL:03-5360-6800
住所:東京都新宿区新宿3-17-12
営業:平日 12:00~20:00 / 土日祝 11:00~20:00
定休日:不定休
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