自分で時計のデザインを選ぶと愛着3倍増し!
注文してから大体2週間ぐらいで商品が到着。男性ホルモン強めの筆者が作り上げたのが、こちら。
自分が最も選ばなそうな色ということで、時計は白×金で統一。白文字盤にシルバーの針は視認性の観点から既製品ではあまり見かけない組み合わせなはず。とはいえ使い勝手が良くないと実用時計の類は着けなくなるため、秒針のみベゼルと同色とした。また、せっかく長く綺麗に使えるスーパーチタニウムなので、その恩恵にあずかるべくバンドはブレスレット仕様に。筆者はシチズン フラッグシップ ストアで手に入れたバンドのサイズチェックシートで合わせたので装着感も良好だった。ちなみに、微調節であればバックルにあるフィットアジャスターでも調整できる。そんなわけで、手元に届いた実機はおおむねイメージ通りである。ケースの色がステンレススチールではないためわずかにグレーがかっていることも既製品で確認済みで、想定の範囲内。
さて、実際にいろいろなところで着けてみた感想だが、自分が買わないであろうデザインにしたことも功を奏して、意外にも役立つシーンが多かった。たとえば海外旅行では、飛行機での移動中にずっと着けていても気にならないほどストレスフリー。着陸前にはリューズを引き出し、秒針を現地時間の都市名に合わせるだけで時差修正が行える。秒針を目立つようにしておいて、本当に良かった。あとは、リゾートチックな風景に白文字盤がよく映える! 普段はほぼ黒文字盤で過ごしているので、FTSのおかげでホワイト派の気持ちが理解できたことも大きい。
考えて見たらいつも着るシャツは白系が多いので、白文字盤の時計は違和感なく着用できるだろう。この時計で誰かから声をかけられることはないけれど、ひとたび聞かれれば語りたいことはたくさんある。自己満足の世界だが、それこそカスタムオーダーの魅力に違いない。
筆者は価格以上の満足感を得たものの、FTSの12万1000円〜をどう捉えるかは人それぞれ。ひとつ言えるのは、いま使っている腕時計とはまったく違うデザインを買おうと思い立ったなら、多種多彩な中から一本を選ぶよりもカスタムオーダーウオッチの方が断然スピーディかつ確実だということ。実際、自分好みの時計が作れることが、こんなにも楽しいとは思わなかった。シチズンのFTSに限らず、カスタムオーダーウオッチの市場は、まだまだ成長曲線を描きそうだと、身をもって実感した次第である。
問:シチズンお客様時計相談室 TEL.0120-78-4807
https://citizen.jp/
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