傷がつきにくいうえに美しく、サビない、軽い、しかも金属アレルギーの心配がないというセラミックは、腕時計に適するマテリアルとして各ブランドが用いている。なかでも「CHANEL(シャネル)」は、パイオニア的な立場で技術発展を遂げている。
2019年にリニューアルされたセラミックウオッチ「シャネル J12」は、シースルーバックのサファイア面以外の裏側まで初めてセラミック素材が使われるようになり、チューダー傘下のサプライヤーであるケニッシ社製のシャネル専用ムーブメントが搭載されるようになった。要するに大幅なアップデートがなされたのだ。そんな注目株から3本をピックアップし、解説する。
J12の本質を変えずに細部をブラッシュアップ
シャネル「J12」70万4000円
新J12のブラック仕様。ホワイトと同じく、ワイド化したダイアル中央のレイルウェイは5分ごとの目盛りが太くなり、指針のサイズを調整。リューズは3分の2に薄型化したほか、日付の数字も独自フォントに統一するなど完成度を増した。自動巻き(Cal.12.1)。セラミックケース(一部ステンレススチール。シースルーバック)&ブレスレット。直径38mm。200m防水。
エレガンスを極めた新型ブレスレットとダイヤモンドセッティング
シャネル「J12」88万円
インデックスに控えめなポイントダイヤモンドが、光沢感あふれる高耐性ホワイトセラミックの質感と好相性。新J12はブレスレットの最初のコマを大きくして、腕に載せた際の立ち上がりをすっきりさせており、全身がよりエレガントになった。自動巻き(Cal.12.1)。セラミックケース(一部ステンレススチール。シースルーバック)&ブレスレット。ダイアルに12個のダイヤモンドインデックス(約0.09ct)。直径38mm。200m防水。
インデックスまでブラックのワントーンスタイル
シャネル「J12 ファントム」75万9000円
“ブラック”を知り尽くすシャネルならではの新提案が、このオールブラック仕様。あえて日付表示を省き、インデックスまで同色としたラッカー仕上げのブラックダイアルが印象的。インデックスがアプライドのため、時刻確認に問題はない。自動巻き(Cal.12.1)。セラミックケース(一部ステンレススチール。シースルーバック)&ブレスレット。直径38mm。200m防水。
問:シャネル(カスタマーケア) TEL.0120-525-519
https://www.chanel.com/ja_JP/
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