例年ならばスイスで開かれる世界的な時計見本市で、ウオッチブランド各社は新作を発表する。だが今年は新型コロナウイルス感染症の広がりによって、これらは中止や延期となり、代わりにインターネットでニューモデルを公開するブランドが登場した。「ブライトリング(BREITLING)」もその一社で、フラッグシップモデルであり、クロノグラフの名作とされる「クロノマット」のリニューアルを報じた。
オールパーパス(万能)モデルとして進化したクロノマット
航空時計のクロノマットは、1990年前後、陸や海でも人気を博していた。タキメーターはF1チームの興味を引き、15と45を入れ替えできるライダータブはレガッタに最適だった。そんな歴史的な多用途性を引き出し、ついにオールパーパスな新生クロノマットが誕生したのである。
ブライトリングファンが多く、目の肥えた時計愛好家が多い日本市場に向けては、世界のファンが羨むような日本限定仕様の新クロノマットが用意された。スイス本社がいかに日本のマーケットを重視しているかの証拠ともいえる。
リューズも1980年代のデザイン。ライダータブは外して入れ替え可能だが、その作業はスタジオ・ブライトリングに依頼しよう。
ストレートに伸びた短いラグは初代クロノマットの形状に近い。シックにして新鮮なバタフライクラスプ式ルーローブレスレットが好相性を見せる。
クロノグラフ針までシルバーに統一した“逆パンダフェイス”の日本限定バージョン
新クロノマットの日本限定仕様は、クロノグラフ針をシルバーとしたモノトーンな表情が特徴。ルーローブレスレットはポリッシュとサテンで仕上げ分けされ、ラグからストンと下に落ちる構造が装着感のアップに貢献している。
ライフスタイルに合わせて選べる多彩なラインナップ
新クロノマットのケースサイズは42mmの一択。メインがシルバー、カッパー、ブルーの各文字盤はインダイアルにブラックを採用しており、スペシャル仕様として「フレッチェ・トリコローリ リミテッドエディション」と「ベントレー」のコラボレーションモデルを用意。このほか、ビコロやベゼルゴールド、金無垢などもラインナップしている。
写真上が無骨感の漂うクロノマットのオリジナルモデル。入れ替え可能なライダータブや、オニオン型リューズ、ショートラグ、ユニークなルーローブレスレットなどが、新クロノマットへと受け継がれた。
アイコニックな意匠を統合し未来を目指した新クロノマットがデビュー
左右対称ケースにルーローブレスレット、ライダータブ、タキメーターといった意匠をオリジナルモデルから継承しつつ、現代的な解釈を加えた新世代のクロノマット。自社製キャリバー01の搭載で、外装、内部ともに最先端の機械式クロノグラフとなった。
「ブライトリング(BREITLING)」について創業年:1884年 創業時から計時機器に情熱を注ぎ、航空用回転計算尺を初搭載した「ナビタイマー」(1952年)や「クロノマット」(1984年)など傑作を発表。全品クロノメーター、自社製キャリバー開発など、近年も情熱的な時計作りを続けている。 |
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.com/jp-ja/
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