日本の東京港区に本社を持つイエガードクソン社は、インテリアクロック「ヤタガラス」の新作を発表。2021年生産分の受注を公式サイト(https://www.yatagallas.com/)で開始した。
50年前の「ニキシー管」の技術に想いを馳せて
ニキシー管は、1950年代から70年代にかけて世界に広まったデジタル表示機器。その後、LEDなどに取って代わられ日常生活で姿を見かけることはほぼなくなった技術だ。世代交代によって役目を終えたはずのニキシー管だが、2011年にチェコのアントレプレナーであるダリボル・ファルニーが再生産を開始。世界唯一のニキシー管専門メーカー「ダリボル・ファルニー社」として、愛好家に製品を提供。イエガードクソン社の手がけるインテリアクロック「ヤタガラス」にも、同社のニキシー管が使われている。
新モデルは3型あり、ブラックの鏡面塗装を施した「YTPB_TYPE B」(170万円)、ホワイトの鏡面塗装を施した「YTPW_TYPE B」(170万円)、ウォールナット無垢材を使った「YTWD_TYPE B」(120万円)の3種類がラインナップする。 本体サイズはW650 × D200 × H187 mm、ニキシー管のサイズは大型に分類されるφ50mm×H125mm。消費電力は1.2W(1管)で定格寿命10年となる。
レトロフューチャーな見た目は機能でも楽しむことができ、いかにも時刻しか表示しないような顔つきだが、実際はスマートフォンの専用アプリに対応。焚き火を眺めているかのような表示の灯の明度や、表示の切り替わり方などをスマートフォンで選択できる。最新バージョンではカウントアップ/ダウンのカウンター機能を追加。こうした機能は今後もアップデートされていく予定だという。
自宅や室内での滞在時間がすっかり増えたいま、置き時計や掛け時計の必要性を見直してみてはいかがだろうか。
問い合わせ先:イエガードクソン Tel.03-6874-1955
https://www.yatagallas.com
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