ベル&ロスが下期の時計界を騒がす一大ニュースとして温めていたのが、まったく新しい「BR05」のリリースである。BRコレクションはこれまでミリタリーデザインを共通の特徴としてきたが、「BR05」は一風変わってスタイリッシュな時計として開発された。いわゆる“ラグジュアリースポーツ”と呼ばれるジャンルに属する。今回、ベル&ロス ジャパンのリーダーから「BR05」が持つ魅力についてうかがう機会を得た。また、発売開始に合わせてoomiya 大阪心斎橋店で開催されたローンチパーティの模様についてもお届けする。
新たなアイコンに相応しい都会派スクエアウオッチ
ベル&ロスといえば、フランス発祥(製造国はスイス)というだけあってスイス時計とは異なるユニークさが持ち味だ。スクエアケースにラウンドフェイスをセットし、四隅にビスを備えた個性的なBRコレクションは、初めて世に登場した2005年以降、同社のシンボリックな存在となっている。
その基本デザインは飛行機の計器をモチーフとしたもので、そこにミリタリーの要素を加え、プロフェッショナルなスペックを与えた。これまでにパイロット、ダイバー、レーサーに向けたスポーツモデルが登場したが、今回リリースされた「BR05」は“アーバン(都会的)”をコンセプトにしており、従来とは一線を画すデザインが最大の特徴といえる。
ベル&ロスの日本のリーダーが「BR05」を語る
今年立ち上げられたベル&ロス ジャパンのマネージングディレクター、フランク・タルデンさんに、「BR05」についてインタビューする機会をいただいた。流暢な日本語を交えつつ、詳細に伝えたい部分は英語で語るなど、良い意味でざっくばらんに話してくれた内容をレポートする。
――まず、この「BR05」を初めて見たときの感想は?
フランクさん:大胆と勇気。それが率直な感想でした。従来のBRコレクションの特徴を受け継ぎつつ、異なるアプローチから開発しました。
――注目してもらいたい機能やディテールは?
フランクさん:見た目も美しいですが、着用してこそその良さがわかっていただけると思います。適度なサイズが実現する快適なフィット感、サテンとポリッシュの仕上げの使い分け、バックルに向かって幅が細くなるブレスレットの設計など、あらゆるディテールに気が配られています。
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