読者と有名正規店へのアンケート調査から導き出される、時計専門誌・ウオッチナビの恒例企画「腕時計最強ランキング」。人気時計をほぼ網羅しているため、時計の購入を検討中の人の指標にもなると好評だ。今回のテーマは、高級時計にとっての一区切りの価格帯、「100万円」オーバーの欲しい時計。100万~150万円と150万円以上に分けて、2019年にウオッチナビ読者が欲しいと思った時計に順位をつけた。トップの2モデルについては詳細も解説する。ちなみに前回は、100万円以下の欲しい時計ランキングを紹介した。
<100万~150万円ウオッチ1位>ロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」
読者票だけで上りつめた超絶人気のクロノグラフ
ロレックスは消費税が10%となった10月1日に値上げを敢行。端数の調整程度だったが、フラッグシップのデイトナはついに130万円台に突入してしまった。それでも人気は衰えを見せず、流通量は常に枯渇状態という、他の時計に類例のない特別な存在として多くの票を獲得。レーシング・クロノグラフとして開発されたため、ベゼル(写真の現行モデルからセラミック製)にタキメーターを装備し、「デイトナ」とネーミングされた。
読者の声
「1回だけ実物を見ましたが、やっぱカッコいい!」(神奈川・K.Oさん)
「セラミックベゼルになって、人気は白文字盤」(福井・S.Uさん)
「“デイトナマラソン”の話を聞いた。日々、正規店を巡り入荷を確認して顔を覚えてもらうとか。いつか買えるといいね」(東京・R.Oさん)
[100万~150万円ウオッチTOP5]
2位 ゼニス/デファイ エル・プリメロ21
3位 ブライトリング/ナビタイマー B01 クロノグラフ 43
4位 オメガ/スピードマスター アポロ11号 50周年記念 リミテッド エディション
5位 ブライトリング/ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディション
<100万円オーバーウオッチ1位>オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」
ラグジュアリースポーツの定番最新作が首位
最高額カテゴリーのはランキングトップは、ゴールドケースが当然だった1972年にオリジナルモデルが誕生した、ステンレススチール製の薄型スポーツウオッチを原点とする“ラグジュアリースポーツウオッチ”。八角形のベゼルやタペストリー模様のダイアルなど、様々なアイコンを備えており、根強い支持を集めた。時計界のピカソと称された故ジェラルド・ジェンタによる偉大なるデザインは、約半世紀が経つ現在でも古さを感じさせない。
読者の声
「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンは10年待ち! この新作は、普通に買えるモデルであってほしい」(鹿児島・O.Eさん)
スタッフのコメント
「ゴールドケースがお薦め。やんちゃっぽい一方、大人の男に似合うカッコよさがある」(ロング スロウ ディスタンス 広島/清水佳孝さん)
[150万円オーバーウオッチTOP5]
2位 ゼニス/エル・プリメロ A386 リバイバル
3位 パネライ/サブマーシブル
4位 ゼニス/デファイ インベンター
5位 パテック フィリップ/ノーチラス