時計のコンシェルジュに聞いた、その時計を買ったワケ vol.2 ――パネライ編

憧れの対象である高級時計の購入を助けてくれる時計店のスタッフたち自身は、いったいどんな時計を着けているのか? 目利きのプロが選んだ時計なら、きっとハズレはないし、安心して使うことができ、自慢もしやすい。大阪、京都、和歌山、鹿児島に出店している時計専門店oomiyaの協力のもと、スタッフ一人ひとりに所有する時計を語ってもらう本連載の2回目は、oomiya 京都店の瀧澤さんに取材した内容をお届けする。

<oomiya 京都店>瀧澤 慶さん

「使いやすいサイズのラジオミールならスーツにも合わせやすい」

アパレル関係の仕事からoomiyaへと転職した瀧澤さん。京都店の中で最もオシャレに気を使っている。そんな彼が自腹買いしたのが、パネライのミッドサイズモデルだ。「スーツに合わせやすい時計を検討していたとき、このラジオミール 42に出会いました。サイズが42mmで薄めの設計になっているので、袖に引っ掛かりにくいのが特徴です。しかし、ノーマルよりも小さいからといって存在感が薄れているのではなく、しっかりパネライらしさを残しています。クッションフォルム、アラビア数字とバーのインデックス、強力なルミノバ夜光。軍用ダイバーズとして生まれた歴史を体現しています」

「ルミノールよりもすっきりしたラジオミールの方が、服とのコーディネートもしやすいと思います。買った当初はグリーンのアリゲーターストラップがセットされていましたが、ブラックに交換するだけでグッと締まってスタイリッシュなイメージになります。ストラップで遊べるのも、パネライの魅力のひとつ。お客様にストラップでイメージが大きく変わることをご説明する際、自分の時計を話しの引き合いに出しています」

時計にもファッション性を求める瀧澤さんが、キーカラーとしているのが“ブラック”だ。「ブラックといっても様々な色合いがあり、好みやよく着る服に合わせた時計の選択というのもポイントになります。最近はオールブラックの時計も増えているので、選択肢の幅も増えています。最近、惹かれたのがゼニス デファイ エル・プリメロ 21のフルセラミックモデルです。締まった色味のブラックで、端整かつラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。サテンとポリッシュの仕上げの使い分けも見事で、セラミック技術にも定評のあるゼニスらしい一本です」

ゼニスの技術力が外装だけにとどまらないことも、瀧澤さんは熟知している。「クロノグラフムーブメントとしてエル・プリメロの素晴らしさもお伝えしますが、この時計に関してはまず計測する姿を見ていただこうと。1/100秒まで計れる針の超高スピードを披露すると、壊れているのかと勘違いされるお客様もいらっしゃいます(笑)。それぐらいの驚きの機能を、ぜひ店頭でご体験いただきたいです」

ゼニス「デファイ エル・プリメロ 21」Ref.49.9000.9004/78.M9000 187万円/自動巻き(自社製エル・プリメロ9004)。毎時3万6000振動。50時間以上パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径44mm。10気圧防水

 

最後、 瀧澤さんに高級時計の醍醐味について尋ねた。「私の持っているラジオミールは軍用時計をルーツとするモデルなので、使用上でついてしまう多少の傷が“味”になる寛大さのようなものがあります。いつ・どこでつけた傷かによって、後々、想い出のひとつになることもあります。一方で、買ったときのままの美しさを保てるのがセラミック製のデファイです。まずは好みに合ったジャンルやデザインをお選びいただき、その上で想定される着用シーンや合わせたい服装との相性も、ご確認いただきたい事項です。ぜひ、ご相談ください」

時計は単体でも魅力十分だが、ファッションにおいて重要な役割りを果たし、その存在価値を増すもの。そこで、コーディネートについてもアドバイスをくれる瀧澤さんのような時計のコンシェルジュがいるショップは利用しやすいはず。高価な買い物となる本格時計だからこそ、不安や疑問を解消してから購入へと踏み切ろう。

【連載】時計のコンシェルジュに聞いた、その時計を買ったワケ

<取材・撮影協力>

oomiya 京都店
TEL:075-229-6689
住所:京都府京都市中京区七観音町623
営業:11:00~20:00
定休日:水曜

※取り扱いブランドは、オフィシャルサイト(https://www.jw-oomiya.co.jp/)に掲載。

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